
リアルタイムで株価情報を取得する意味はいろいろあります。
例えば、株価がストップ安ストップ高を付けた日はその日の注文をキャンセルするとか。
そのような株価の監視も岡三オンライン証券の岡三RSSでロジックを組んでおけば自動で行えます。
では内容についてみていきます。
岡三RSSによる株価情報の取得
岡三オンライン証券の岡三RSSではExcel上で日本株の株価情報を取得することができる。取得できる情報にはいろいろあり、たとえば、株価の現在値、始値、高値、安値などである。その他にも、出来高や年初来高値、年初来安値、買気配値なども得られる。正直、取得項目がいろいろありすぎて使いこなせないくらいだけれども、ここでは基本的な使い方を示す。
株価情報の取得にはQUOTE関数を使う。
書式は
QUOTE("銘柄コード", "市場コード", "取得項目名")
である。
たとえば、Excelセルに以下のように入力すると銘柄コード3776の株価の現在値が得られる。
=QUOTE("3776 ", "", "現在値")
単純に株価を取得するだけなら、普通のトレードアプリ等を使っても変わらない。
Excelで株価を取得する意味は、Excelシート上での計算にすぐに使えることにある。
たとえば、岡三RSSを使えば、前日の終値を取得してその1%下の価格で買いを入れる、といったことを自動で行える。
あるいは、始値時刻をモニターして、ある時刻までに寄りつかない注文はキャンセルするといった使い方も考えられる。
しかも、あらかじめ設定しておけば、自分がその場にいなくてもそれを実行してくれる。
そこが自動売買のよい点だ。
自分のトレード戦略に応じて、応用範囲はいろいろありそうな気がする。
岡三RSSでは個別銘柄の株価情報の他にも、値上り率や乖離率、出来高等のランキング上位銘柄を抽出する関数や、ストップ安・ストップ高銘柄を調べる関数などもあり、組み合わせ次第で様々な売買戦略に対応できそうだ。