
注文の取消は件数が多くないので岡三オンライン証券の取引ページから行ってもよいかもしれませんが、やはりExcelシート上からできるのが楽です。
そのために岡三オンライン証券の岡三RSSでは注文取消関数を使います。
ただし、取り消したい注文の注文番号を知るために、注文状態をあらかじめ取得しておく必要があります。
それでは見ていきましょう。
ORDERCANCEL関数
岡三RSSを使っていると、たまに思った通りの注文がされておらず、発注を取り消したいことがある。その場合は注文取消関数を使う。
日本株の注文キャンセルにはORDERCANCEL関数を使う。
Excelシートに記入する例を以下に示す。
A | B | C | D | E | F | G |
注文番号 | 注文完了 | 注文画面 | 取引パスワード | 取消ID | 注文確認省略 | 取消発注 |
19260 | 1 | 1 | abcdefgh | =ROW(A2)&"can"&TEXT(TODAY(),"YYMMDD") | 1 | =ORDERCANCEL(A2,B2,C2,D2,E2,F2) |
この関数は比較的簡単だ。
特に悩むところはない。
ここで、注文番号には注文照会関数で取得した番号を記入する。
注文完了、注文画面、注文確認の欄は1を入れて省略としておく。
取引パスワードは自分で設定した取引パスワード。
取消IDは何度も同じ発注がされてしまうことを防ぐための発注の識別番号。
注文照会で注文番号を取得するには以前の記事で書いたORDERQUERY関数を使う。
これまでのExcel例と同様に、ExcelシートのA1セルに上の例の2行目以降を全コピペすれば動作する。
1行目はExcelっぽく見せるためのアルファベットなのでコピーしない。
また、いくつも取り消したい場合は、上の例をコピペして作成したExcelシートで、取消関数を含む列を1行まるごとコピーペーストして行けば、どんどん列を増やせる。
その際、上の例のようにしておけば、行ごとに違う取消IDになるので便利である。
また、取引IDに TEXT(TODAY(),"YYMMDD") を入れておくことで、日にちが変わるごとに取引IDを自動で変えることができるので、なにげに便利である。
ただし、取消IDに限らず岡三RSSの注文IDは一度Excelを起動しなおすとリセットされて再度同じ注文が行われてしまうので注意が必要である。