岡三RRS先物取引で注文枚数を自動で変える

今回は、自分の口座の取引余力に応じて先物の注文枚数を自動で変更する方法について考えます。

岡三オンライン証券の岡三RSSでは口座残高を自動で取得してくれないので、ちょっと工夫が必要です。

枚数の増減は、逆マーチンゲール法に従って取引余力が増えた時は枚数を増やし、減った時は枚数を減らします。

それによって破産確率を低く抑えつつ、複利の効果を得ることができます。

それでは見ていきましょう。

自動売買に向けて

取引余力に対してどれくらいの枚数で注文を出すかは、どれくらいのリスクを取るのかに直結する重要な問題である。

また、投資で資産を増やしていく際に複利の効果を使うためには資産増に応じて投資額も増やす必要がある。

たとえば単純に資産の量に比例して注文の枚数を決める場合が考えられる。

岡三RSSで先物の注文枚数を変えるのはコマンドの引数の数値を変えればいいので簡単である。

従ってあとは、口座残高がいくらの時に実際に何枚にするかを自動で決定したい。

もっとも簡単なのは、口座残高が決まった額だけ増加したら1枚ずつ注文枚数を増やす方法である。

たとえば、利益が出て残高が100万円増加するごとに1枚増やす。

200万円で2枚増やす。そうすることで複利の効果を得ることができる。

その場合の注意点は、枚数を増やすことで利益も大きくなるが損失も大きくなることである。

資産100万円からのドローダウン30 %は損失30万円だが、資産1億円からのドローダウン30 %は損失3000万円だ。

その大きな資産減を避けたい場合は、もっと別の注文枚数決定方法を使うほうがよい。

そのあたりの話は複雑になるのでまたの機会に譲る。

ここでは、口座残高がわかれば好きな数式で注文枚数を決定できるということが重要である。

残高の計算方法は以前の記事に記載した通り。

具体的な注文枚数決定の計算例を下に示す。

口座残高枚数
5500000=ROUNDDOWN(A2/1000000,0)

ここでは口座残高を100万円で割り(端数切捨て)注文枚数を決定している。

これにより、口座残高が増減すると自動で注文枚数を変えられるようになった。

まとめ

自動売買のために注文枚数も自動で決定するようにした。

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